LDMで「あると便利」な10の機能

筆者匿名 日付 9月 18th, 2014

Leica DISTO は、この20数余年間で急速に進化しました。これは、DISTOが測定の容易さや効率、そして精度の向上を通してワークフローを改善させることによってもたらされたものです。

最初のレーザー距離計(そして最初のDISTOでもあります)は、距離を測定し、また簡単な面積や体積を計算することができました。20年経った今でも、その機能さえあれば十分というユーザーがいます。今でもD1D2、そしてD110を販売しているのは、そのためです。これらはどれも第一世代のDISTOと比べ大幅に範囲が改善され、そして機能も追加されています。その一方、サイズは数分の一にまで小型化され、価格も安くなり、そしてDISTOの基本機能も使いやすくなっています。

技術が進歩するにつれ新しい機能が追加できるようになり、そしてより複雑な測定作業にも対応できるようになりました。こういった機能は、設計専門家を対象にしたものになっています。その中では、かなり具体的なもの(例えば、
傾斜物体の測定など)もある一方、Bluetoothで測定値をリアルタイムに共有する機能など、広い顧客層に支持されるものもあります。

以下に記述されているものは、すべて20年以上にわたるレーザー距離計(LDM)製造の経験と、それを使用する専門家の体験を踏まえた結果生まれたものです。これを、「あると便利」と見なすか、「なくてはならない」ものと考えるかは、あなたの仕事次第です。

  1. IP65防水防塵保護等級準拠 - 汚れた場所や湿った所、あるいは過酷な環境で使用する場合は、IP65またはそれ以上の等級に準拠するものを選びましょう。LDMを泥の中に落としてしまっても、流水で洗うことができます。また、IP65準拠の製品の多くは、1~2mの耐落下性も備えています。

    現在販売中の IP65準拠DISTOで最も頑丈なのはX310です(以下のビデオは、X310が雨の中でターゲットに当てているところです)。                                      

     

  2. 内臓チルトセンサー - ソリッドステートのチルトセンサーは、測定値に上方傾斜や下方傾斜の角度を加算できます。これにより、DISTO の利便性が一層拡張されます。

    例えば、対象物までの距離と垂直角度がわかっていれば、対象物の高さや傾斜、そして対象物までの実際の水平距離を測定できます。

    家具や人などがある状態のままの部屋を測定することを想像してみてください。これは、使用中の商業スペースの現況計測を行う必要のある設計者などにとっては、頻繁に発生する状況です。
    「Smart Horizontal」機能では、チルトセンサーを使用することにより、障害物を避けるために照準を数メートル壁の上部に当てても、その壁までの水平距離を測定することができます。

    これにより、照準線を確保するために障害物を取り除いたり、物を移動させたり、またはDISTOを完全に水平に構える必要はありません。障害物を避けて照準を上に合わせるだけで、DISTOは傾斜の距離、水平距離そして始点から終点までの高低差までも表示します。

    裏技をもう一つ:センサーの動作範囲次第では(通常 +/-45° から 最大360°まで)、DISTOをデジタル水準器として使用することもできます。傾斜の勾配を計測してADAなどの障がい者規格に準拠しているか確認したり、またはドア枠が垂直になっているか調べるのに使用できます。精度は通常 +/- 0.1° です。

  3. デジタルビューワー - LDMのレビューなどを読んでいると、「このレーザー距離計は素晴らしいけど、外ではレーザー光が見えない」といったコメントを見かけます。

    対処法としては、赤色のレーザーメガネを使用したり、ターゲットプレートを使用したり、または両方使用したりする方法などがあります。それにより、15mから30m稼ぐことができます。

    私たちが最初に(何年も前に)試した解決策は、この90年代に試作したものの写真のような、光学ビューファインダーでした。その後、昔のコダックのInstamaticカメラのようにレンジファインダーのレンズに照準線をエッチングしたものも試しました。これは、他社では現在でも使われているようです。

    現在ライカ ジオシステムでは、そこそこのカメラで採用されているような、デジタルズームを基にしたデジタル・ポイントファインダーを使用するようになっています。頻繁に屋外で測定を行うのなら、これは必須のアイテムです。

    ポイントファインダー搭載のDISTOには、4xズームまで提供するためのカメラレンズが1~2枚内蔵されています。ディスプレイに表示される照準線は、それがその機器の範囲の限界であっても、測定場所を正確に示します。この機能は、時間を大幅に節約し、そして作業を楽にするだけでなく、屋外での視認性の問題を解決する唯一の方法でもあります。

    D810 Touchでは、これをさらに一歩進化させており、測定ポイントの写真の上に照準線と測定距離をオーバーレイさせた状態で保存し、後ほどアクセスできるようにしています。それぞれの測定値がどこのものなのか容易にわかるようになります。また、ビルディング・インフォメーション・モデリング (BIM) では、写真による証拠書類は必須要件となっています。

  4. Bluetooth - Bluetooth 搭載の DISTO とスマートフォンやタブレットとの接続を活用した新しいモバイルアプリは、最近増える一方です。

    測定値をリアルタイムに捕捉することにより得られるメリットとして、まず共通しているのは人為的ミスがなくなることです。それ以降は、アプリ次第です。BIMモデルを現場で更新したり、後でデスクトップのソフトウェアにインポートできるよう、設計図をクラウドにアップロードするアプリなどもあります。

    最近のスマートフォンやタブレットは、ほとんどBluetooth SMART機能を搭載しています。これは、従来のBluetoothと比較すると、同期が簡単になっているほか、電池の消費量も少なくなっています。最近発売されたD110により、Bluetooth Smartのインタフェースを€140以下で入手できるようになりました。Bluetoothは全員が必要とする機能ではありませんが、今必要でなくとも、いずれ欲しくなるはずです。

  5. 直射日光下表示対応のカラーディスプレイ - スマートフォンのおかげで、ここ数年のディスプレイ技術における進歩は誰もが知っているところです。グラフィカル・ユーザー・インターフェース(GUI)の登場で、機能のアクセスや測定値の表示も非常に直感的に行えるようになりました。

  6. 電源オプション - カラーGUIのデメリットとして、旧技術のLCDと比較して電力の消費量が多いことが挙げられます。そこで、提供するバッテリーをアップグレードしました。従来の単3や単4電池は、スマートフォンやノートパソコン、そしてテスラなどの駆動に使われるリチウムイオン技術に取って代わられるようになりました。なお一部では、充電式リチウムイオンの単三形を採用しています。それにより、現場で単三を入れることができるという利便性が確保されます。

以上が、私たちが追加してきた機能のうち、お客様によっては「あると便利」なものです。最後の「お買い得」記事では、レーザー距離計に導入された最新のmそしてクールなテクノロジーに焦点をあてます。